メダカが1回に産む卵の産卵数は10個~30個程度とされています。
人工飼育で丁寧に育てると、年間1000個~2000個も産む場合もあるようです。
産卵回数を増やしたいのであれば、ヒーター設置の水槽で室内飼育することがおすすめです。
20度を下回るとメダカの体温がさがり活動量がすくなくなる冬眠状態になり、産卵回数と期間が一気にさがるからです。
25度か26度が最適とされていて、維持するためにはヒーターと1匹あたり1リットル程度の水槽があると良いでしょう。
卵の育て方についても、生まれた後に別の容器に移動させ十分に餌などが食べられる環境を作りましょう。
大人のメダカとはちがう稚魚用の人口餌をあたえ、もともと育っていたところの水を使用して2週間くらいはそのまま自然な状態で飼育しましょう。
ふ化したばかりだと水流にも弱く、水の変化にも弱いため気を付けて管理しましょう。
ある程度育てば、水槽を変えていく形をとりカルキ飛ばしされているまたは、日光に当てて消毒されている水などメダカに負担の少ない水に移動させてください。
メダカの産卵回数はズバリどのくらいが適正!?
自然状態だと1回に10個~30個程度を産みます。
この産卵をだいたい20日程度継続するのが通常の産卵ペースです。
時期もだいたい4月から10月の期間とされていますが、異常気象などの時期には変化するようです。
人工飼育した場合は、年間繁殖しやすい環境が作られるため1000個~2000個もの卵を産むとされています。
他にも産卵させる回数を増やす為に効果的とされているのが、オスとメスの数です。
最低10匹を飼育し、メスを多めに飼育すると良いです。
理由としては、メダカのコンディションもそれぞれ違うからです。
病気、疲れ、未成熟、奇形といろんなメダカがおり、相性等も関わってくるといわれています。
繁殖を早くさせたい時は、1匹ではなくメスを多めに入れて、オスも複数いれておくと良いです。
メダカの卵の育て方は室内ならこれがベスト!!
育て方については、2種類ありそれぞれにメリットがあります。
まず、通常の飼育(屋外を含み、ヒーターなどを使用しない方法)であれば自然に近く水の入れ替えや餌やり程度で済みます。
メダカも水温が低い時は、冬眠をして体を休ませたりして長生きする傾向があります。
それに対して室内でヒーターなど水温を調整して飼育する場合は、年間通して繁殖させられるため数が増えていきます。
逆にデメリットもそれぞれあります。
通常だと特に屋外管理していると、気温が一定ではないため寒すぎる、または暑すぎるなど行き過ぎた水温により死んでしまうリスクが高いことです。
小さな魚なので、水温低下が体に響き冬眠中に死んでしまうことも多いです。
ヒーターを使用して常温管理している飼育は、安定していて安全そうにも見えます。
しかし、冬眠期間がなく年間活動し続けている状態になり体への負担が大きく長生きしません。
また、活動し続けているため、糞などが底にたまりやすく水の交換もし続ける必要があります。
繁殖しふ化することでメダカの数も増えていきます。
1匹に1リットルの水があれば理想ですが、数が増えると水槽が必要になり場所や管理も大変になってきます。
飼育費用等も高くなっていくでしょう。
あとがき
メダカは、繁殖しやすいので飼育し甲斐があり楽しいことでしょう。
しかし、長く鑑賞したい方など繁殖目的でない方は、状況にあった飼育方法が必要です。
水の管理など細かいことをやりだすとかなり大変です。
金魚やメダカは子供にとって一番身近な魚かもしれません。
私も経験しましたが、飼育を通して命の大切さなどを学ぶいい機会になりました。
様々な飼育方法がありますので、研究をされて楽しい飼育になることを祈る次第です。