PayPayを使っていると本人確認の案内が表示され、「本人確認しないままでも支払いできる?」「今まで通り使い続けても大丈夫?」と迷うことがあります。
結論からいうと、PayPayは本人確認を完了していなくても、通常の買い物などに利用できます。
ただし、本人確認なしでは使える機能や残高の種類に制限があります。さらに2026年6月からは、PayPayステップのポイント付与対象や「マイコード」を使った残高受け取りにも本人確認が関係するようになりました。
そのため、「支払いさえできれば問題ない」という人と、「ポイントを貯めたい・銀行口座へ出金したい・友だちとの残高のやり取りを便利にしたい」という人では、本人確認の必要性が変わります。
この記事では、PayPay公式の2026年現在の情報をもとに、本人確認なしでできること・できないことを先に整理し、どんな場合に本人確認をしたほうがよいのかを解説します。
- 結論|PayPayは本人確認なしでも使えるが利用できない機能がある
- 本人確認なしでもPayPayで買い物はできる
- 本人確認なしでもPayPay残高は送れる
- 本人確認なしでは銀行口座への出金ができない
- 本人確認しても今持っているPayPayマネーライトはPayPayマネーにならない
- 2026年6月からPayPayステップは本人確認が必要
- 本人確認なしでは利用上限にも違いがある
- 本人確認をするメリットは「支払いできるか」だけではない
- PayPayの本人確認をしなくてもよい人・したほうがよい人
- PayPayで本人確認する方法
- PayPayの本人確認でよくある疑問
- まとめ|本人確認なしでも支払いはできるが、2026年は制限を確認して使う
結論|PayPayは本人確認なしでも使えるが利用できない機能がある
本人確認(eKYC)が完了していなくても、PayPay残高を使った通常の支払いそのものは可能です。
ただし、「PayPayを使えるか」と「PayPayのすべての機能を使えるか」は別です。
| 機能 | 本人確認なし | 本人確認済み |
|---|---|---|
| 通常のPayPay残高での支払い | 利用可能 | 利用可能 |
| PayPayマネーライトの利用 | 利用可能 | 利用可能 |
| PayPayマネーの利用 | 不可 | 利用可能 |
| 新しい銀行口座の登録 | 不可 | 利用可能 |
| PayPay残高の銀行口座への出金 | 不可 | PayPayマネーなど対象残高なら可能 |
| 友だちへ残高を送る | 可能(主にPayPayマネーライト) | 可能 |
| マイコードを表示して残高を受け取る | 不可 | 可能 |
| PayPayステップ | 対象外 | 対象 |
PayPay公式でも、本人確認によって銀行口座の登録やPayPayマネーなどが利用できるようになると案内されています。詳しくはPayPay公式ヘルプ「本人確認(eKYC)について」で確認できます。
本人確認なしでもPayPayで買い物はできる
「本人確認していないとコンビニや飲食店でPayPayが使えなくなるのでは?」と心配する必要はありません。
本人確認未完了のアカウントにもPayPay残高の支払い上限が設定されており、通常のPayPay残高決済を利用できます。
2026年現在、PayPay公式が案内しているPayPay残高での支払い上限は次のとおりです。
| 本人確認の状態 | 過去24時間 | 過去30日間 |
|---|---|---|
| 本人確認済み | 100万円 | 200万円 |
| 本人確認未完了 | 50万円 | 200万円 |
ただし、利用上限は今後変更される可能性があります。高額な支払いをする場合は、PayPay公式ヘルプ「PayPay残高の利用上限金額」で最新情報を確認してください。
本人確認なしではPayPayマネーライトになる
本人確認をしていない状態でチャージした残高は、基本的に「PayPayマネーライト」として扱われます。
PayPayマネーライトも多くのPayPay加盟店で支払いに利用できるため、普段の買い物だけなら本人確認なしでも利用できる場面は多くあります。
一方で、PayPayマネーライトは銀行口座へ出金できません。
「PayPay残高なら全部同じ」と考えると、この部分で迷いやすくなります。
残高の違いについてはPayPay公式ヘルプ「PayPay残高とPayPayポイントとは」でも確認できます。
PayPayマネー限定の支払いでは使えない場合がある
本人確認なしでも通常の支払いはできますが、すべてのPayPay対応サービスでPayPayマネーライトを使えるわけではありません。
一部の店舗やサービスでは、支払い方法が「PayPayマネーのみ」に限定されています。
この場合、PayPayマネーライトやPayPayポイントでは支払えません。
PayPay公式でも、金融商品や一部サービスなど、利用できる残高をPayPayマネーに限定するケースを案内しています。
詳しくはPayPay公式ヘルプ「お支払い方法が限定されているお店について」を確認してください。
本人確認なしでもPayPay残高は送れる
「本人確認しないと友だちへPayPayを送れない」と思われることがありますが、本人確認未完了でもPayPay残高を送ることはできます。
ただし、本人確認なしの場合はPayPayマネーを送ることはできず、PayPayマネーライトを利用します。
PayPayポイントは、本人確認の有無にかかわらず友だちへ送ることはできません。
送る方法や現在の条件はPayPay公式ヘルプ「PayPay残高を送る・受け取る」で確認できます。
受け取る側が本人確認していないと残高の種類が変わる
送る側がPayPayマネーを使った場合でも、受け取り側が本人確認を完了していなければ、受け取った残高はPayPayマネーライトになります。
つまり、友人から送られてきた残高をあとで銀行口座へ出金したい場合は、受け取る側の本人確認状況も重要です。
単に買い物へ使うだけなのか、最終的に銀行口座へ戻す可能性があるのかで判断すると分かりやすくなります。
2026年6月からマイコードの表示には本人確認が必要
残高の受け取り方についても注意が必要です。
2026年6月17日から、「マイコード」を表示して友だちから残高を受け取る機能には本人確認が必要になりました。
本人確認をしていない場合でも、電話番号やPayPay IDを相手に伝えて送ってもらう方法や、請求リクエストなどを利用できます。
以前はマイコードを利用できていた人でも現在の仕様は異なるため、古い解説記事を見る場合は情報の日付に注意してください。
現在の仕様はPayPay公式ヘルプ「マイコードについて」で確認できます。
本人確認なしでは銀行口座への出金ができない
本人確認をするかどうかを判断するうえで、大きな違いになるのが銀行口座への出金です。
銀行口座へ送金できるPayPay残高は、原則として「PayPayマネー」と「PayPayマネー(給与)」です。
PayPayマネーライトやPayPayポイントは銀行口座へ出金できません。
そのため、PayPay残高を現金に近い感覚で入出金したい場合は、本人確認が必要になります。
詳しい出金条件や手順はPayPay公式ヘルプ「PayPay残高を銀行口座に送金したい」で確認できます。
銀行口座を新しく登録する場合も本人確認が必要
現在、PayPayへ新しい銀行口座を登録するには本人確認(eKYC)が必要です。
銀行口座を登録すると、対象口座からPayPay残高へチャージできるようになります。
これから銀行口座を登録したい場合は、先に本人確認を完了させる流れになります。
登録方法はPayPay公式ヘルプ「銀行口座を登録したい」で案内されています。
本人確認しても今持っているPayPayマネーライトはPayPayマネーにならない
ここは特に間違えやすいポイントです。
本人確認をあとから完了しても、それ以前から持っているPayPayマネーライトがPayPayマネーへ自動的に変わるわけではありません。
たとえば、本人確認前にATMなどからチャージしてPayPayマネーライトとして保有していた残高は、本人確認後もPayPayマネーライトのままです。
そのため、「本人確認すれば今ある残高を全部銀行へ出金できるようになる」と考えないようにしてください。
本人確認後に、銀行口座やセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMなどPayPayマネーの対象となる方法で新たにチャージした残高がPayPayマネーになります。
なお、本人確認済みでもPayPayカード、PayPayクレジット、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージした残高はPayPayマネーライトになります。
詳しくはPayPay公式ヘルプ「本人確認が完了しているのにチャージした残高がPayPayマネーライトになる」で確認できます。
2026年6月からPayPayステップは本人確認が必要
2023年当時と比べて大きく変わったのが、PayPayポイントに関する条件です。
2026年6月2日から、本人確認を完了していないユーザーはPayPayステップのポイント付与と、ポイント付与率アップのカウント対象外になりました。
そのため、現在は「本人確認しなくてもポイント還元はまったく変わらない」とはいえません。
PayPayステップを利用したい人にとっては、本人確認の有無が直接関係します。
現在の条件はPayPay公式ヘルプ「PayPayステップについて」で確認できます。
すべてのキャンペーンや特典が対象外になるわけではない
一方で、「本人確認していないとPayPay関連のポイントが一切もらえない」と考えるのも正確ではありません。
PayPayステップ以外のキャンペーンやPayPayカード関連の特典などは、それぞれ参加条件が異なります。
そのため、ポイントについて確認するときは、「PayPayステップのポイントなのか」「特定キャンペーンのポイントなのか」を分けて確認してください。
キャンペーンを利用する場合は、各キャンペーンページに記載された対象条件を確認するのが確実です。
本人確認なしでは利用上限にも違いがある
本人確認の有無によって、一部の支払い方法や送金の上限も変わります。
たとえばPayPay残高による支払いでは、2026年現在、本人確認済みの場合は過去24時間で100万円、本人確認未完了の場合は50万円が上限として案内されています。
また、PayPayカード会員向けのPayPayクレジットでは、本人確認未完了の場合、過去24時間・過去30日間とも10万円が上限です。
本人確認済みのPayPayカード本会員では、PayPay側の上限についてはカード利用可能額の範囲内となります。
ただし、実際に利用できる金額は、PayPay側の上限だけでなくカード会社側の利用可能額や、自分で設定した利用可能額などにも左右されます。
高額決済を予定している場合は、PayPay公式ヘルプ「PayPayで設定しているご利用上限金額について」で最新の条件を確認してください。
本人確認をするメリットは「支払いできるか」だけではない
本人確認をするメリットは、単純にPayPayで買い物ができるようになることではありません。
本人確認なしでも通常の支払いはできるため、判断するときは「これからどの機能を使いたいか」で考えるのが分かりやすいでしょう。
- PayPayマネーを利用したい
- PayPay残高を銀行口座へ出金したい
- 新しく銀行口座を登録したい
- PayPayステップを利用したい
- マイコードで残高を受け取りたい
- 本人確認済みユーザー限定のサービスを利用したい
- 利用上限を引き上げたい
これらに当てはまる場合は、本人確認を行う意味が大きくなります。
不正利用時の補償条件にも本人確認が関係する
セキュリティについては、「本人確認していないだけでアカウントが危険になる」と単純に考えるのは適切ではありません。
一方、PayPay公式では、PayPayアカウントが第三者による不正利用の被害に遭った場合の全額補償について、本人確認が必要と案内しています。
補償には申請期限や警察への被害届など、本人確認以外にも所定の条件があります。
詳しくはPayPay公式「安全への取り組み」で確認してください。
PayPayの本人確認をしなくてもよい人・したほうがよい人
本人確認をするか迷ったら、利用目的で分けると判断しやすくなります。
| 利用状況 | 考え方 |
|---|---|
| 少額の買い物が中心 | 本人確認なしでも利用できる場面は多い |
| ATMなどからチャージして買い物に使うだけ | PayPayマネーライトで足りる場合がある |
| PayPayステップを利用したい | 本人確認が必要 |
| 銀行口座を新しく登録したい | 本人確認が必要 |
| 残高を銀行口座へ出金したい | 本人確認とPayPayマネーが必要 |
| マイコードで友だちから受け取りたい | 本人確認が必要 |
| 高額な支払い・送金をする | 本人確認後の上限も確認したほうがよい |
「PayPayを使うなら全員すぐ本人確認が必要」と考える必要はありませんが、2026年現在は本人確認を条件とする機能が以前より増えています。
普段の使い方だけでなく、「今後、出金や送金、ポイント利用まで使うか」で判断するとよいでしょう。
PayPayで本人確認する方法
本人確認をする場合は、PayPayアプリから手続きを行います。
本人確認に利用できる書類として、PayPay公式では次のものを案内しています。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 在留カード
- 特別永住者証明書
利用できる書類や申請方法は変更される可能性があるため、実際に手続きをする際はPayPay公式ヘルプ「本人確認(eKYC)ができない」などで最新情報を確認してください。
本人確認と3Dセキュアは別の手続き
「本人確認」と「クレジットカードの本人認証」を混同しないよう注意してください。
PayPayの本人確認(eKYC)は、PayPayアカウントを利用している人の本人情報を確認する手続きです。
一方、3Dセキュアはインターネット上でクレジットカードを安全に利用するための本人認証サービスです。
目的も手続きも異なります。
クレジットカードの本人認証についてはPayPay公式ヘルプ「本人認証サービス(3Dセキュア)とは」で確認できます。
PayPayの本人確認でよくある疑問
PayPayは本人確認しないと突然使えなくなりますか?
本人確認を完了していないという理由だけで、通常のPayPay残高による支払いがすべて利用できなくなるわけではありません。
本人確認未完了のユーザーにもPayPay残高の支払い上限が設定されています。
ただし、PayPayステップ、PayPayマネー、銀行出金、マイコードなど、本人確認が必要な機能は利用できません。
本人確認なしでも友だちからPayPayを受け取れますか?
受け取ることは可能ですが、2026年6月17日からマイコードの表示には本人確認が必要になっています。
本人確認をしていない場合は、電話番号やPayPay IDを相手に伝えて送ってもらう方法などを利用します。
また、本人確認未完了の状態でPayPayマネーを受け取った場合、PayPayマネーライトとして受け取ることになります。
本人確認をしたら今ある残高も出金できますか?
必ずしもできません。
本人確認前から保有しているPayPayマネーライトは、本人確認後もPayPayマネーライトのままです。
本人確認をしただけで、既存のPayPayマネーライトが銀行口座へ出金できるPayPayマネーに変わることはありません。
本人確認しないとPayPayポイントはもらえませんか?
2026年6月2日以降、PayPayステップについては本人確認済みユーザーが対象です。
ただし、PayPayに関連するすべてのキャンペーンや特典が同じ条件というわけではありません。それぞれのキャンペーン・特典の条件を確認してください。
マクドナルドでPayPayを使う場合も本人確認が必要ですか?
「PayPayの本人確認」と「マクドナルドでPayPayを使う手順」は分けて考えると分かりやすくなります。
マクドナルドでは店頭レジやドライブスルーでPayPayに対応しており、モバイルオーダーでもPayPayを利用できます。
ドライブスルーでの支払い方法や、モバイルオーダーとの違いについては、「マックのドライブスルーでPayPayは使える?支払い方法とモバイルオーダーとの違い」で詳しく整理しています。

まとめ|本人確認なしでも支払いはできるが、2026年は制限を確認して使う
PayPayは、本人確認をしていなくても通常のPayPay残高決済を利用できます。
一方、2026年現在は本人確認の有無によって、利用できる機能にははっきりとした違いがあります。
- 通常のPayPay残高払いは本人確認なしでも利用可能
- 本人確認前のチャージ残高は基本的にPayPayマネーライトになる
- PayPayマネーライトは銀行口座へ出金できない
- PayPayマネーを利用するには本人確認が必要
- 2026年6月2日からPayPayステップは本人確認済みユーザーが対象
- 2026年6月17日からマイコードでの受け取りにも本人確認が必要
- 本人確認しても既存のPayPayマネーライトがPayPayマネーに変わるわけではない
コンビニや飲食店などで少額の支払いをするだけなら、本人確認なしでも使えるケースは多くあります。
一方で、銀行口座への出金、PayPayステップ、PayPayマネー、マイコードなどを使いたい場合は、本人確認が必要です。
「本人確認するべきか」だけで考えるのではなく、自分がこれから使いたい機能に本人確認が必要かどうかを基準に判断すると迷いにくくなります。