現在、多くのニュースで取り上げられている“ブラック校則”だが、ブラック校則とは・・・。
学校以外でみかけない理不尽なルールや校則をブラック校則と呼ばれています。
例えば、髪型やスカート丈、ソックスの長さ、持ち物の規定など、
茶髪が地毛の生徒に対しても地毛証明を提出させる学校までもあります。
こういったブラック校則への不満や苦痛に対して
子どもや親御さんからの署名が集まり文化省に提出されたニュースも話題になりました。
要望書の中には、実態調査や改善などの声が挙げられています。
たしかに、子どもの心情や署名に賛同した方の気持ちは大事ですが、
本来、校則に関して政府が出る部分ではありません。
校則に対しての法律もないため、基準がありません。
また、ソックスの丈に関して政府から指導された際に、
他に児童虐待や学力低下など問題点がある事に関しても指摘されている部分はあります。
そういった学校内のトラブルを解決するために校長が存在します。
だが、現状は理不尽な校則が数多く見受けられ、
ブラック校則に校長も賛同している場合では署名運動をして
文化省にお願いせざる得ない状況になっているのかもしれません。
ブラック校則の例えばのルールが、意味不明で笑える!?
ブラック校則では、あまりにも理不尽で意味不明だったりする校則が存在します。
また、学校側に納得のいく説明を求めても、倫理的に説明できない校則もあります。
こういったブラック校則は、どんな意味があるのか?なんのために存在するのか?人権侵害ではないのか?など声が上がっています。
そんなブラック校則、実際にあった例をいくつか紹介します。
《女性問題》
• 下着は白以外禁止(男性教員が直接チェックすることも)
• 生理中でもプールの見学禁止(タンポン強要)
• スカートの下にジャージ等を履いてはいけない
• 女子のポニーテール禁止
• 眉毛を整えたり、ムダ毛の処理禁止
《学校関連》
• 登下校中に水分補給禁止(何時間掛かろうとも)
• 必ず部活に入らなければならない
• マフラー禁止
• ベストの着用強制(どんなに暑くても)
• 授業中のくしゃみは3回まで
• 夏休みに髪を切る場合は先生の許可が必要
• 男女が2m異常近づいてはならない
以上のような、思わず「えっ!?」と失笑してしまうようなブラック校則も散見され、笑い事では済まされない実例に考えさせられますね。
ブラック校則の見過ごせない問題点や解決策は効果的!?
ブラック校則の問題では、地毛の髪色に関しての
人権侵害や水飲み禁止など命に関わる行為などです。
また、こういった理不尽なルールを押し付けられた際に
異議を唱えることができない環境も問題点です。
このような理不尽なルールの元で硬直的に適用する環境で、
子どもたちが自然に育っていくのは難しいです。
意見を言った場合に、決まりだから!校則だから!の対応を一点張りされたら、
子どもたちは大人や社会に対して不信感を抱きます。
その上、意見を言っても仕方がない、通用しないなどの偏見が生じ、
自己主張をできない子どもが増えていきます。
一番大きな問題点は、ブラック校則が残っている原因です。
学校や教師が保守的であり、校則に効果があると考えがまだあるからでしょう。
学校側もモンスターペアレントなどの対応で苦戦します。
また特に高齢世代の余計な干渉も加わるためトラブル回避するために理不尽な校則ができあがってしまいます。
学校自身だけの問題ではなく、地域の声の影響もあることも理解すべき点です。
あとがき
女性問題の校則に関しては、女性の意見は尊重されていないのがわかります。
男性の趣味嗜好が混ざっているようにしか思えません。
また、男性では、ツーブロックが禁止でニュースで話題になりました。
その時の理由は、事件に遭うとの理由でした。しかし、ツーブロックにすれば全員が全員事件に遭うことはまずありません。大抵はおしゃれの一環としてツーブロックにしているためツーブロックを理不尽な理由で校則違反にするのではなく、納得する理由で校則にするべきであります。
他にも水分を取ってはいけないなどの理不尽な校則は、意外にも学校側にも親御さんからの理不尽なクレーム攻撃を受けた結果、防御的にならざるを得ないためブラック校則が残っている背景があります。